“核廃棄物の処理については、 『100,000年後の安全』という映画が興味深いです。 フィンランドでは 科学者たちが10万年後の世界のことを考えながら、 地下に核廃棄物処理施設を作っている、 そのドキュメンタリーです。 100,000年後の安全 [DVD]/T・アイカス,C・R・ブロケンハイム,M・イェンセン この映画では、 6万年後に氷河期がくるとか ここに入ってはいけませんというメッセージをどうやって10万年後の人に伝えるのかとか 途方もないスケールのSFのようなことが 技術者や学者たちによって論じられています。 そしてそのような途方もないスケールのSFのようなことを考えなければならないのが、 原子力エネルギーを使うということなのです。 核廃棄物は必ず出るんで。 そしてこれは人間の手には負えません。 まさしくハイデッガーが言うように「無能」です。 そして映画で技術者も言っているように、 ウランだってそのうち枯渇するんだから、 原子力発電も結局は当座のしのぎでしかない。 その当座のしのぎのために、 人間はとんでもないものを手にしてしまったわけです。”
— 〈原子力の時代〉の哲学(2)|Philosophy Sells…But Who’s Buying? (via etecoo)